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ドクターズインタビュー
2010年10月の開院以来、交野市の地域に根ざした医療を続けてきたおがわクリニック。内科・小児科から睡眠時無呼吸症候群、心臓リハビリ、そして2026年にデイケア「はばたき」の上階へ開設した美容フロアまで、診療の幅は年々広がっています。地域医療への想い、これから目指す医療のかたちなど、院長である小川修平(おがわしゅうへい)医師にお話を伺いました。
医師として歩んできた道 ― 人に寄り添う医療を目指して

医師を目指されたきっかけと、内科を選ばれた理由を教えてください。
もともと生き物や人体の仕組みに強い関心がありました。なぜ体は熱を出すのか、なぜ病気になるのか、そんな素朴な疑問を持ち続けていたことが、私が医療の道へと進む原点だったのかもしれません。
医師という仕事は、単に病気を治すだけではありません。目の前の患者さまの不安や迷いに向き合い、その方の人生に寄り添う仕事だと思っています。
そんな中で、私が内科医への道を選んだのは、「体全体を診られる医師でありたい」と思ったからです。症状の一部だけを見るのではなく、背景にある生活習慣やストレス、年齢による変化まで含めて総合的に考える。そうした医療が、自分の理想でした。
内科は、患者さまと長くお付き合いする診療科です。数年、十数年と通ってくださる方もいらっしゃいます。その時間の積み重ねが信頼関係をつくり、「先生に相談してよかった」と言っていただける瞬間が、何よりのやりがいです。
「町医者以上」の医療を、もっと身近に

クリニックとして大切にしている理念を教えてください。
当院が目指しているのは、「相談しやすい町医者」でありながら、「専門的な判断ができる医療機関」であることです。
体調に少し不安を感じたとき、「このくらいで受診していいのかな」と迷われる方は多いと思います。そんな時に、気負わず足を運べる場所でありたい。けれど同時に、「来てよかった」「きちんと調べてもらえて安心した」と思っていただける医療を提供したい。その両立を大切にしています。
当院には循環器、糖尿病、呼吸器など、それぞれの分野に精通した医師が在籍しています。院長である私が一人で患者様を抱えるのではなく、必要に応じて専門医が連携する体制を整えています。たとえば高血圧の患者さまでも、単に血圧の数値を管理するだけでなく、心臓や血管の状態まで総合的に評価することが可能です。
検査機器も充実しており、より正確な診断につなげています。大きな病院へ紹介する前の段階で、できる限りここで完結できる医療を目指しています。
「まずはここで相談してみよう」そう思っていただける安心感と、「ここなら専門的に診てもらえる」という信頼。その両方を大切にしています。
睡眠時無呼吸症候群と心臓リハビリ ― 未来を守る医療

力を入れている分野について教えてください。
近年、当院が特に力を入れている医療分野の一つとして、睡眠時無呼吸症候群があります。
睡眠時無呼吸症候群は、単なるいびきの問題ではありません。放置すると、高血圧や心不全、不整脈などにつながることもあります。しかし、ご本人が気づいていないケースも少なくありません。
当院では、ご自宅で行える簡易検査を導入し、「気になるけれど検査は大変そう」という方にも受けていただきやすい環境を整えています。日中の強い眠気やいびきをご家族に指摘された方は、ぜひ一度ご相談いただきたい分野です。
また、循環器疾患への取り組みとして、心臓リハビリも行っています。専門医の管理のもと、安全に配慮しながら運動療法を行い、心機能の維持・向上を目指します。心臓の病気は再発への不安がつきものですが、適切なリハビリを行うことで予後を改善できる可能性があります。
当院では「病気を治す」だけでなく、「再発を防ぐ」「悪化を防ぐ」ことまで視野に入れた医療提供に努めています。
生活習慣病は“数値”ではなく“人”を診る

生活習慣病への取り組みについて教えてください。
生活習慣病の治療では、血圧や血糖値、コレステロール値などの数字が注目されがちです。しかし当院では、その数字の背景にある生活や体の状態まで丁寧に確認します。
特に動脈硬化の検査は積極的に行い、血管の状態を可視化します。実際にどの程度進行しているのかを把握したうえで、治療の必要性や強度を判断します。また、管理栄養士による栄養指導や、専門医による継続的なフォロー体制も整えています。
「薬を出して終わり」ではなく、「なぜそうなったのか」「どうすれば改善できるのか」を一緒に考えることを大切にしています。
生活習慣を変えるのは簡単なことではありません。だからこそ、医療側が伴走しながら支える体制が必要だと考えています。将来の合併症を防ぐためにも、早い段階からの丁寧な介入を心がけています。
小児科と病児保育 ― 子育て世代に寄り添う

小児科の特徴について教えてください。
お子さまが熱を出したとき、保護者の方は大きな不安を抱えます。さらに仕事や家庭の予定も重なり、心身ともに余裕がなくなることもあるでしょう。
当院では小児科診療に加え、病児保育を行っています。診察後、そのまま安心して預けられる体制が整っているため、保護者の方の負担を少しでも軽減できればと考えています。
また、医療スタッフと保育スタッフ(受付)が連携しているため、体調の変化にも迅速に対応できます。また、普段から顔を合わせているスタッフが対応することで、お子さまにとっても安心できる環境づくりを心がけています。
「困ったときに頼れる場所がある」そう感じていただけることが、地域医療の大切な役割だと思っています。
医療とつながるデイケア「はばたき」― 未来の元気を育てる場所

デイケア「はばたき」では、どのような取り組みをされていますか?
「はばたき」は、ただ時間を過ごすためのデイケアではありません。
これから先も自分らしく生活していくために、“体づくり”にしっかり取り組む場所です。
当院に併設しているため、医師・看護師が常に連携できる体制を整えています。体調に不安がある方や、退院後で心配のある方も、医学的な視点を踏まえてリハビリ内容を組み立てるため、安心して通っていただけます。
リハビリは、理学療法士が一人ひとりの身体状況や目標を丁寧に確認したうえで進めます。歩きづらさを改善したい方、転倒を防ぎたい方、体力の低下を感じている方など、それぞれの目的に合わせたプログラムを作成します。
施設内には、全身をバランスよく鍛えられる専用トレーニング機器を導入しており、体への負担を抑えながら効率よく筋力を高めることが可能です。また、柔軟性や体幹の安定性を高める運動、有酸素運動も取り入れ、持久力や心肺機能の維持にも配慮しています。
加齢による筋力低下や虚弱状態を防ぐことは、将来の介護予防にもつながります。「最近つまずきやすい」「体力が落ちた気がする」と感じた時こそ始めどきです。
無理のない運動を、専門家と一緒に。
ここでの積み重ねが、これからの安心につながっていきます。
美容医療 ― 医療体制があるからこその安心と選択肢

美容医療の特徴を教えてください。
当院の美容医療で大切にしているのは、「安心して続けられること」です。
施術は、美容医療の知識と技術を備えた看護師が担当します。まずはしっかりお話を伺い、肌のお悩みや体調面の不安まで丁寧に確認します。納得できないまま進めることはありません。
施術前にはネオボワールで肌分析を行い、現在の状態を客観的に把握します。施術を受けられる方には無料で実施しており、ご自身の肌を「見える化」したうえで治療を考えていきます。
治療では、ステラM22やデンシティーといった最新の美容医療機器を導入しています。シミやくすみ、ハリ感の低下など、さまざまなお悩みに対応できる機器をそろえ、必要に応じて実績のある既存機器と組み合わせながら、その方に合った方法をご提案します。一つの機器に頼るのではなく、肌質や目的に合わせて選択できることが強みです。
さらに、内科クリニック併設という環境も安心材料です。持病がある方や美容医療が初めての方も、健康面に配慮しながら進めることができます。その体制があるからこそ、点滴療法や内服薬、美容注射など、体の内側から整える方法も含めたご提案が可能です。
当院では、外側だけでなく、体全体を見ながら考える美容医療を提供しています。
患者さまへのメッセージ

最後にメッセージをお願いします。
体の不安は、些細なことでも気になりますよね。
「これくらいで受診していいのかな」と迷われる方も多いと思います。
そんな時こそ、気軽にご相談ください。
専門性の高い医療を、もっと身近に。
そして何より、安心できる医療を。
地域の皆さまの健康と、前向きな毎日を支える存在であり続けたいと思っています。

