おがわクリニック

〒576-0041 大阪府交野市私部西2-6-1 メディカルテラスかたの1F
072-808-6553

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CT検査

CT examination

CT検査について

CTスキャン

CT検査では、X線を人体に回転させながら照射し、透過してきたX線の強弱を検出器で収集して、得られたデータをコンピュータで解析・計算して、様々な画像を作成することができます。この検査では体の輪切りの断層写真が得られ、画像処理をすることにより、色々な方向からの断層写真や3次元画像を得ることができます。当院では80列のCTを導入しており、一度のX線照射で多断面を同時に撮影することが可能なので、息止め時間が非常に短くて済み、小さいお子さんやご年配の方、重症患者様などの長い息止めをすることが困難な方でもきれいな画像を得ることができます。また、被曝量が少ないだけでなく、撮影時間も大幅に短縮され、患者様の負担が軽減されます。

胸部CT(検査時間 約5分〜20分)

胸部CTでは5〜10秒ほど息止めをしっかりと行うことで肺の状態を細かく調べることが可能です。肺に含まれる気管、血管、そして空気を最もきれいに観察できる検査です。
1回の撮影であらゆる角度から観察可能な画像を得ることができ、より細かい画像を作成することで様々な角度から観察することが可能です。

腹部CT(検査時間 約5分〜20分)

腹部CTは、肝臓や胆嚢、膵臓など内視鏡で観察できない腹部臓器の病変を診断する際に有効です。検査方法には、単純CT撮影と造影剤を使う造影CT撮影があり、後者ではより明らかに判定できます。肝臓がん、胆道がん、膵臓がんなどの腹部臓器原発の悪性腫瘍がないかどうか、もしあった場合それがどの程度進展しているか、腹部リンパ節に転移していないかなどが分かります。

また、何らかの原因により急性の腹痛が生じた際にも、その原因となる消化管穿孔、イレウス、胆石、胆嚢炎、膵炎、尿路結石、解離性大動脈瘤、膿瘍などが見られないかを診断する際にも用いられます。

協力とお願い

CT検査は、X線を使って検査を行いますので、撮影部位にある金属類など、事前に取り除いていただき、検査着に着替えて頂きます。また、検査前に食事の制限や薬の服用など、ご協力頂くことがあります。
撮影部位に金属がある場合、服を着替えてもらったり、差し歯やアクセサリー類を外してもらう場合があります。
これは、診断により良い画像を撮影するためです。そのため、貴金属類をなるべくつけないでご来院ください。

  • 貴金属(ネックレス、ピアス等)
  • メガネ、入れ歯、ヘアピン、補聴器
  • 金属の入った下着(ブラジャー等)
  • ズボンのベルト、ファスナー
  • カイロ、エレキバン、湿布

検査前に上記の物がないかチェックさせて頂きます。
その際に上記の物は取り外して頂くか、脱いで頂くことになりますが、検査着を用意していますのでご安心ください。検査当日は、脱着しやすい服装でお越しください。

上腹部の検査は、絶食で検査することがあります。
骨盤部の撮影がある場合、30分以上排尿を控えて頂きます。

※ペースメーカーを装着されている患者様へ

ペースメーカーもしくはICD(埋め込み型除細動器)の本体にX線が連続的に照射されると、本体の作動に影響を及ぼすことがあります。ペースメーカーもしくはICDを装着されている患者様は、検査前にその旨をスタッフに申し出てください。また、検査を受ける際は、ペースメーカー手帳を持参するようお願いします。

※被曝について

CT検査では、人体にX線を照射するため、放射線被曝は避けられません。ですが、一度の検査で人体に影響を及ぼすほどの被曝はありませんので、安心して検査を受けてください。また、妊娠中または妊娠の可能性がある方は、その旨をスタッフに申し出てください。